初心者向けの関西近郊の山を探している！という方に向けて、挑戦しやくて、ちょっと特別”な魅力を感じられる山を３つご紹介します。
低山ながら迫力の岩場と見晴らしが魅力の【高御位山】、別世界のような雰囲気が漂う【霊仙山】、そして歴史と文化を感じながら静かな自然の中を歩ける【熊野古道・中辺路】。
関西の低山は夏になると暑さが厳しくなるため、春から初夏が特におすすめです。
寒くも暑くもなく快適な山登りができるこの時期、ぜひ訪れてみてもらいたい３ヶ所です。
それぞれ個性があり、初心者の私でも辛い思いもせず、純粋に「山っておもしろい！」と思えた山々です。
高御位山（兵庫県加古川市・高砂市）
高御位山（たかみくらやま）の魅力
1. 気軽に楽しめる絶景の岩稜コース
標高は約300メートルと低山ながら、岩場に少しドキドキしながら登った山頂からは、天気が良ければ明石海峡や淡路島まで一望できます。いろんな登山Youtuberの方が「低山なのに登りごたえがある！」とおっしゃっていたのは本当でした。
2. アクセス良好、気軽に楽しめる
加古川市と高砂市にまたがる立地で、電車や車でのアクセスも良好。ファミリーで登っている方も多く、地元らしき子供たちは登り慣れた様子で岩場もスイスイでした。近くには人気の山ショップ、ハイマートベルクさんがあるのでぜひ寄ってみてください。
3. 一人でもファミリーでも初心者もベテランも
たくさん人がいるので一人でも安心ですし、子供連れの方も多いです。初心者のデビューにも昇りやすいですし、ベテランの方はトレーニングや体慣らしにぴったりです。
高御位山登山記事もぜひご覧ください▶︎【兵庫・高御位山】 鹿島神社〜高御位山、初心者も楽しめる播磨アルプス縦走コースをご紹介
霊仙山（滋賀県米原市）
霊仙山（りょうぜんざん）の魅力
1. 日本離れしたカルストの山頂台地
標高1,094メートル。山頂付近には白い石灰岩が広がり、独特なカルスト地形が目を引きます。まるでどこか海外の山に来たような異空間で不思議な開放感あふれる稜線歩きが楽しめます。
2. 花の百名山、四季折々の自然
春の福寿草が有名です。スミレ、カタクリも咲くとか。夏には青々とした草原、秋は紅葉が広がるそうで色々な季節に訪れても違った風景を見せてくれます。
3. 標高1,000m超えの登り応えと癒しの時間
標高は1,000メートルを超えますが、初心者でも挑戦しやすいルートが整備されています。ゆっくり着実に登れば初心者でも問題なく登れ、見たことのない景色に感激と達成感もあり、自信も付きます！
このカルスト台地は、関西では唯一無二ではないでしょうか！
霊仙山登山記事もぜひご覧ください▶︎【滋賀県・春の霊仙山】福寿草が満開！初心者におすすめのお花漫喫コース！
熊野古道・中辺路セクションハイク（和歌山県田辺市）
熊野古道 中辺路（なかへち）の魅力
1. 歴史と信仰の道
千年以上にわたって人々が歩き続けてきた参詣道。静かな森に包まれた山道を歩いて、王子跡やお地蔵さんに出会うと、長い歴史を感じられます。
2. 自然と文化と人の営みが融合する道
静かな深い森を歩いていたかと思えば、急に里に出て、人々の暮らしが感じられます。自然、文化、生活が美しく調和する道です。
3. 自分の体力に合わせてアレンジできる世界遺産のロングトレイル
体力があれば複数日かけて歩く本格的なロングトレイルが楽しめます。
一方で、時間や体力に合わせて楽しめる日帰りのセクションハイクも可能。自分に合ったスタイルで、世界遺産の道を自由に歩けるのも魅力です。
熊野古道と聞くだけで上級者なイメージがありましたが、そんなことはありませんでした！
熊野古道ハイキング記事もぜひご覧ください▶︎【冬の熊野古道・中辺路】のんびりお正月ハイキング！ 滝尻王子〜高原熊野神社〜高原霧の里
まとめ
低山は真夏になると暑くて登れなくなりますが、特に春から初夏にかけては、気温もちょうどよく、自然も色鮮やかで登山にぴったりの季節。
低山でも快適に歩けるこの時期に、ぜひ山の魅力を味わってみてください。
これから登山を始めたい方や、新しい山旅を探している方にとって、ヒントになれば嬉しいです！
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